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2018年10月25日木曜日

【第24回】 風疹大流行

 朝晩めっきり冷え込むようになってきましたが、皆様におかれては如何お過ごしでしょうか?           ストーブや炬燵はさすがにまだ早いと思われますが、ホットカーペットの電源をONにされている方も少なからずいらっしゃるかと。寒がりの私はもちろんONにして寝そべっている時間が長くなってきました。しかし観光や行楽シーズンはこれからが本番、もちろん芸術の秋でもあります。奈良公園内にある国立奈良博物館においてこの季節恒例の正倉院展が10月27日から11月12日までの17日間にわたり開催されます。今年は第70回目の開催となり平螺鈿八角鏡、沈香木画箱、犀角如意などの秘宝が公開されるとあって多くの人出が予想されています。例年以上に待ち時間が長くなると思いますので、覚悟してお出かけください。

一方海外に目を海外に転じますと、米中貿易不均衡に対して米国が関税強化という手段をエスカレートさせ、それに対して中国も報復対抗手段を講ずるなど米中貿易戦争の様相を呈してきました。現在、米国にはトランプという型破りの大統領が、中国には毛沢東というかつての独裁者に憧れている習近平がそれぞれ為政者のトップに君臨しており、軍事面でも一触即発の状態が展開されています。米国でクリントンおよびオバマという親中国派の大統領が中国に対して融和政策をとり誤ったサインを送ったため、米国に代わり中国が世界の覇権を握れるという野心をむき出しにするようになってきたところにトランプという『アメリカンファースト』を標榜する大統領が誕生、どちらかが白旗を揚げるまで続く新冷戦時代の始まりです。日本も無関心、蚊帳の外という訳にはいかないことを覚悟しなければなりません。クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

皆様もご存知のように、今年は風疹が大流行しており、10月現在昨年一年間の患者数の約8倍以上の方が風疹に罹患されています。MRワクチン接種以外に風疹予防対策はありませんが、接種後2か月間は児への影響を考慮し避妊する必要があり、妊婦には接種できないなどの条件があります。しかし、風疹抗体を持たない妊婦が妊娠20週ごろまでに風疹ウイルスに感染した場合、胎児の眼や耳、心臓に障害を来す先天性風疹症候群の発症リスクが高まります。よって挙児希望の女性では妊娠前に風疹抗体検査を受診し、抗体がなければワクチンを接種することが重要です。風疹ウイルスは飛沫感染や接触感染によって感染し、不顕性感染(15~30%)であっても感染力を有しますので、夫婦やカップル、同居の家族だけでなく、職場にも感染予防対策が求められます。最近では抗体検査に対して行政からの補助金を受けることが可能になり、当クリニックにおいても抗体検査を受ける方が増えています。以前にワクチンを接種されている方でも、接種後10年以上経過していると抗体価が低下していることが多いので決して安心できません。                            当クリニックでは風疹の抗体検査を行っておりますので、受診していただきますようお勧めします。