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2022年1月21日金曜日

【第60回】 オプティマムヘルス

 本年最初であり、通算60回目すなわち還暦となるブログです。私自身古希を迎える年であり、開業以来足掛け27年目に入りました。これからもスタッフ一同皆様のお役に立てるよう精進し頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

さて、この人から見たら70歳なんてまだまだひよっ子と云えるクリント・イーストウッド監督の最新作であり、監督40作目で監督デビュー50周年記念と謳う『クライ・マッチョ』が先日封切られました。彼は1930年生まれの91歳、老いて益々盛んを絵にかいたような方です。若いころは『ローハイド』というTV西部劇で人気を博したのですが、1964年公開の西部劇映画『荒野の用心棒』でいわゆるメジャーデビューすると、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』と立て続けに世界的ヒット作に主演しました。そして1971年、彼を一躍スターダムに押し上げた映画に主演します。そう、『ダーティハリー』の主人公ハリー・キャラハン刑事役で、世界的ヒーローになりました。同時に『恐怖のメロディー』で初監督を務めるや、『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー作品賞・監督賞を2回受賞し、ハリウッドで確固たる地位を築くに至ったことは皆様もご存知の事と思います。私は彼の大ファンですが、一押し映画は『グラントリノ』です。妻に先立たれ、田舎町で一人暮らしする典型的な保守系米国老人とアジア系移民少年の短くも奥深い交流を描いた秀作です。是非、一度ご覧になってください。

 
それにしてもオミクロン株によるコロナ感染症の拡大は、私の予想をはるかに上回るスピードをもって拡大しています。ここにきて感染の特徴が徐々に分かってきたようで潜伏期間は35日間であり、熱発と咽頭痛などの上気道感染症状が主で、肺炎にいたる重症者は少なく、ワクチンを3回接種すればオミクロン株に対する十分な量の中和抗体が得られるということです。すなわち、デルタ株に比して感染力は強いが毒性は弱い変異株であると言えます。


 先日書店で「オプティマムヘルス」のつくり方という本に出会い、早速購入しました。それからの抜粋ですが、「ヘルス」「ウエルネス」に続く健康観で、オプティマムヘルスという言葉が目指しているのは、一般論ではなく、それぞれの人にとって「最高・最善であり最適な健康状態」ということです。しかし、自分にとって最高の健康、オプティマムヘルスを目指すなら、「自分のことをもっとも理解しているのは自分」という状態が望ましいとしています。健康診断の結果は基準値をもって判断されますが、一般的には「高い・問題あり」とされている数値でも、その人にとっては正常値だというのはよくあることなのです。だからこそ、「自分にとっての正常値」を知ることがとても大切なります。この数年分のデータが、自分にとっての正常値を知る手がかりになります。著者が挙げているおさえておきたいデータは次の五つで、白血球数・血色素(ヘモグロビン)量、γGT値、血圧そしてHbA1cです。皆様、早速チェックしてみてはどうでしょうか。