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2022年7月25日月曜日

【第66回】 羽生結弦選手、お疲れ様

 夏真っ盛り、皆様におかれては如何おすごしでしょうか?私は夏に強いタイプですが、女性は食欲がおちるなど、夏の暑さに弱い方が男性に比して多いように思えます。それにしても新型コロナ感染症が猛威を振るっています。昨日などはPCR検査陽性すなわち新規感染者数が全国で20万人を超えました。第5波、第6波に比して感染者数の増加が急峻で強い感染力を示し、ウイルスはオミクロンBA.2からBA.5にほぼ置き換わっており、肺で増殖しやすく高齢者において重症者数が多くかつ死亡率が高いというデータが報告されています。ワクチンを2~3回接種している方でも感染し発病するケースが多々見られています。私たちの身の回りだけではなく、お相撲さんや野球選手の間でもクラスターが発生し運営に多大な影響を及ぼしています。先週ぐらいから医療の逼迫を憂う声が医療サイドや自治体から発せられるようになっています。厚労省は更なるワクチンの接種を促すメッセージを出していますが、今後は治療薬の早い承認をお願いしたいものです。

 さて、稀代のフィギュアスケーター、羽生結弦さんが競技から引退する旨を発表しました。2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪を連覇するという大偉業を成し遂げ、最年少で国民栄誉賞に選出されたスーパースターですが、私が一番記憶に残っているのは、世界選手権の本番前の6分間練習中に他国選手と激突し負傷したにも関わらず、急遽応急処置をしたのち滑り切った姿です。あの優しい顔立ちとスリムな体のどこにあの強い意志と精神力が宿っているのか、あの出来事は見ていた人々に強い感動を与えたに違いありません。今後はアイスショーを中心に活躍されるとともに、チャリティーに力を注がれることでしょう。ちなみに94歳になる私の母親は10年来の羽生結弦ファンで、彼がどのような女性と結婚するのか気をもんでいます。(笑)



 感染症は畜産の発達の副産物であり、あらゆる感染症の約60%は人獣共通感染症だと言われており、ハンセン病、ペスト、結核、発疹チフス、ジフテリア、はしか、インフルエンザ、すべてはヤギやブタ、ウシその他の動物から直接ヒトに移った病気です。病気が流行するかどうかは、四つの要素によって決まるとされています。「致死率の高さ」「感染力の強さ」「封じ込めのしにくさ」そして「ワクチンの効きにくさ」です。人類史上最も恐ろしい病気はその感染力と致死率から天然痘で間違いないと思います。しかし、人類は種痘により天然痘を完全に克服し、今ではアメリカとロシアの研究室においてのみ継代培養されています。新型コロナ感染症が流行しだしたのは3年前からですから、いわゆるニューフェイスですね。実は今いちばん危険な病気は「インフルエンザです」と答える学者が多いようです。スペイン風邪を含め、感染症の歴史上もっとも死亡者数が多い疾患のひとつです。今年はインフルエンザが爆発的に流行すると警鐘を鳴らす学者もおり、新型コロナ感染にだけ気を取られているとエライ目に遭いそうです。