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2018年3月8日木曜日

【第十九回】人工知能・AI

 厳しい冬の寒さも峠を越しこれからは一日一日と春に向かって暖かくなって何となく気分がウキウキしてくるような季節になりました。つい最近まで極寒の韓国で冬のオリンピックが開催されていたとは何か不思議な気持ちです。 今大会では日本人選手の活躍が目覚ましく3個の金メダルを含め多くのメダルを獲得することが出来ました。中でも男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が66年ぶりに2大会連覇を成し遂げるという快挙を達成しました。昨年痛めた右足首の状態が万全ではないなか痛み止めを使用しながら持ち前の精神力をフルに発揮し優勝した姿は勇気と感動をもらいました。まだあどけなさが残る優しそうな顔と細い身体のどこにあのようなパワーが秘められているのか、やはり日頃の鍛錬の賜物なのでしょう。

実はわたくしの母(今年90歳を迎えますが)が羽生選手の大ファンで、彼に関する写真集や書物さらにはスポーツ新聞の切り抜きなどを収集しており、なんと黄色いプーさんまで持っています。そばで見ていると何か若い女の子の様で微笑ましく感じられます。しかし、そんな彼もオリンピック後の世界選手権を棄権し2週間の安静後さらに3か月間のリハビリが必要とのこと、やはりかなりのダメージを負いながらの優勝であったことは間違いなく、今さらながら頭の下がる思いです。

日本人選手の活躍はフィギュアスケートにとどまらず多岐にわたりました。今はパラリンピックが始まっています。日本人選手の活躍を祈ってしっかり応援したいと思います。

先日届いた日本産婦人科医会の研修ノートのテーマが「産婦人科医療の近未来」というお題でした。その中でAIすなわち人工知能が将来と言っても近い時期に医療に深く関わり根本的に医療の在り方を変えるであろうと云う内容が具体的に示されていました。人類発展の歴史上エポックメーキングとなった蒸気機関の発明を第一次産業革命として、第二次が内燃機関および電気モーターの発明、そして最も画期的な発明であるコンピュータおよびインターネットによる第3次産業革命を経て、2030年にはAIによる第4次産業革命がなされることは間違いと考えます。医療に関しては診断・治療の大部分をAIが担い、

難度の高い手術までがロボットによって行われるようになるでしょう。そして私世代の医師のほとんどが医療現場から去らざるをえないことになります。この流れは医療だけにとどまらずほぼ全ての分野に及び人類の生活を一変させるでしょう。これからの若い人々は将来の職業を選択するにあたりAI抜きには考えられず、この事は今後の学校教育の在り方をも大きく変えることになります。いずれにしても大変な世の中になることは必定、私などはとてもついてゆけないアナログ人間、いい時代に生まれておいてよかったなとつくづく思う今日この頃です。