3日前、急激に気温が下がったと思えば、本日奈良北部では最高気温が20℃近くまで上昇し、お出かけ日和になりました。春の訪れを感じる気候となってきましたが、このように気温の変動が大きい時は、心疾患や高血圧の持病のある方、とくに高齢者は体調管理に留意する必要があります。
昨日、全豪オープンテニス、女子シングルで大坂なおみ選手が優勝しました。彼女自身、依然と違ってメンタル面の強化がはっきりとうかがえる試合内容で、本当に強くなってきたなと感じました。スポーツは体力や技術にいくら秀でていても、メンタルがしっかりしていないと、超一流にはなれないことは他の競技でも同じですね。とくに個人競技においてはなおさらです。東京オリンピックでの彼女の活躍を期待したいところですが、肝心の大会の開催がどうなるのか、これは新型コロナ感染症の動向によっては、中止になる可能性もまだあるかなと考えています。先日、森喜朗氏の発言が女性の人権侵害に当たるとして、大会委員会をはじめ政府内で右往左往、メディアもここぞとばかりに連日「森降ろし」に奔走するという事態が生じました。オリンピックの主役が参加選手であることは自明の理です。とは言うものの、政治・経済をを無視して大会を開催することは不可能であります。しかし、関係者とくに要人が不用意な発言をして、選手や大会の足を引っ張ることは、戒めなければなりません。ただ、日本メディアの大半が女性の人権侵害を声高に叫ぶ一方、中国で行われている酷い人権侵害や他民族浄化政策については、一部のメディアを除いて、ほとんどダンマリを決め込んでいます。しかし、2022年に予定されている冬季北京オリンピックに関して、欧米の政治家や人権団体が相次いで開催地変更やボイコットを呼びかけています。森氏の発言を人権問題として取り上げるなら、メディアはその数十倍のエネルギーで中国への抗議を続けなければならないはずだと思いませんか。
今回は子宮内膜症合併不妊に関するお話を。子宮内膜症は、慢性の婦人科良性疾患で、約10%の女性が罹患する骨盤痛と不妊の主要因子です。妊孕能の面から、薬物療法はほとんど効果がなく、腹腔鏡手術による妊孕能改善効果には高いエビデンスが得られています。一方、生殖補助医療(ART)における新鮮胚および凍結融解胚移植では、子宮内膜症の妊娠率は他の不妊症と同等であるとされています。卵巣チョコレート嚢胞を有する場合には、手術により、悪性腫瘍の検索が可能であり、破裂や感染が予防できるメリットがあります。一方で、嚢胞摘出により卵巣予備能の低下も懸念されます。すなわち、自然妊娠を期待する、悪性の可能性が否定できない、疼痛が強い、癒着などで採卵が困難、嚢胞破裂や感染のリスクが高い、などの場合には、手術療法が優先されます。うめだファティリティークリニックの山下能毅院長によれば、着床率は手術後群で高くなり、妊娠率は非子宮内膜症不妊と比較し有意差が認められないことから、ART必要症例には採卵および胚盤胞凍結後に手術を行い、その後、融解胚盤胞移植の実施も考慮すべきとしています。
最後に、コロナ収束はまだまだ先、くれぐれも油断無きようお過ごしください。
