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2021年6月24日木曜日

【第53回】 『世界に誇る怪物日本人アスリート』

  皆様お元気にお過ごしですか?日本列島の南に梅雨前線が居座り、時折晴れるものの毎日鬱陶しいお天気が続いています。この時点で台風5号が日本列島に近づいており、今後梅雨前線を刺激すれば、各地で大雨被害が出る危険性がありますので、十分な備えを怠らないようにしときたいですね。

新型コロナ感染症は緊急事態宣言のお蔭か、少し下火になったようですが、東京では下げ止まりかあるいは再燃の兆しすら感じます。こんな重苦しい空気を吹き飛ばしてくれるような話は無いのでしょうか?否、あります!それは日本人アスリート達の素晴らしい活躍です。まず、日本が世界に誇るプロゴルファー、松山英樹が4大メジャーのひとつであるマスターズで、日本ゴルフ界の悲願であった優勝を成し遂げました。一方、大リーグに目を転ずれば、大谷翔平選手が投げてよし、走ってよし、打ってこれまたよしの大活躍。イチロー選手は大リーグ史上のレジェンドとなりましたが、パワーでは大谷選手には到底かないません。現在ホームラン数はトップタイの24号、投げては3勝と本場アメリカファンをも唸らす大活躍。戦後75年、こんな日本人がついに出てきたのかと、感慨ひとしおです。外国人選手に混じっても引けを取らないどころか、凌駕する体格とパワー!それにもましてプレーに対する真摯な姿勢と、ファンやマスコミに対するフレンドリーなサービス精神!さらにルックスも良いので、大けがさえをしなければ大リーグファンのアイドル的存在になることでしょう。最後にもう一人、ボクシングの井上尚弥選手です。私は若い時からボクシングの大ファンで、国内外の名チャンピオンと呼ばれるボクサーの試合を数多く見てきました。彼のパンチは、その速さ、パワー、タイミングのどれをとっても超一級品で、防御も素晴らしく、非の打ちどころがない選手であると思います。何にも増して、ボクシングに対する姿勢が素晴らしく、浮いたところが全くないように見えます。軽量級の選手ですが、まさしく怪物です。これからも彼らの活躍に目が離せません 。

今回はスポーツにちなんで運動のお話をしましょう。体内のあらゆる細胞には時計遺伝子が発現し、地球の自転にあわせてほぼ24時間のリズム(体内時計)を刻んでいます。必要な時間にベストパフォーマンスを発揮できるように、体内時計は調整してくれているのです。この体内時計を考慮して運動のタイミングを考える研究を「時間運動学」と云います。目的によって運動の時間帯を変えれば、その効果を一層高めることが出来ます。早稲田大学の柴田重信教授によると、「筋肉をつけるならタンパク質を摂取し、午前中の運動が良い」とのことです。一方で、ダイエット目的に運動するなら夕方がお勧めです。夕方に代謝量が最も高くなるという報告があり、同じ運動をしても、より多くのエネルギーを消費するトいうことになります。ただし、夜型の人は朝の運動パフォーマンスが極端に悪いので、朝型に比べて数時間、生活時刻が遅れているため、体内時計も同様にズレていますので、それを考慮した上で時間運動学を利用しましょう。最後に、変異し感染力を増強している新型コロナウイルスに負けないよう頑張りましょう。